スウェーデン、デンマーク、ノルウェーのスカンジナビア三国が共同出資で運航しているスカンジナビア航空が作ったiPhoneアプリ「Time Killer」。AgencyはJWT stockholm。
急な出航時間の変更などで、時間を持て余してしまった人のために「時間つぶし」のためのアプリを作りました。時間つぶしのためのゲームは本当に単純でくだらないものばかり(これが本当にやる人いるのか?っていう位くだらない…)。観光地としても人気の高い北欧三国と各国を結び、世界一美しい空港と言われるコペンハーゲン空港をハブ空港として運航するなど、「クールで洗練された」イメージのあるスカンジナビア航空がなぜ、そんな「ヤボったい」アプリを作ったのか。
実はスカンジナビア航空は「時間に正確な航空会社」というのを売りにしているようで、このアプリは「他の航空会社を利用する人向け」というプロモーションとともにローンチされたようです。
自社の優位性を、皮肉たっぷりなユーモアで競合他社をサポートしてあげる(もちろん余計なお世話だけど)ことで伝えている。アプリを沢山の人に使ってもらうことが目的ではなく、こんなアプリを作っちゃったという「ストーリーそのもの」がこの企画のポイントなんだと思います。
memo : 飛行機に乗るまでもブランド体験
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