The World's Biggest Hug

via : markeine.jp


昨日に引き続き、ブラジルネタをpost。


2010年にブラジルで慈善団体Conselho Nacional Do Sesiが行った大人からの性的虐待を減らすための啓発キャンペーン「True Affection Campaign」。AgencyはMonumenta。


ブラジルでは数千人の子供や若者が大人から性的虐待を受けているという社会問題を抱えていて、その問題への意識啓発のために、愛情の究極の形として”ハグ”をモチーフとしたこのキャンペーンが実施されました。


はじめにブラジルの著名人(スポーツ選手やアーティスト)の協力を得て、彼らの”ハグ”の姿を撮影し、TVCMとして放送。そして、さらなる意識啓発のためにこの団体が何をしたかというと、「全国民が注目するような、今までに見たことのないハグをしよう。」というコンセプトで、リオデジャネイロの丘の上の手を広げて建つキリスト像にプロジェクションマッピング技術を使って”ハグ”をさせました。


このアイデアはブラジル国民のハートをつかんだようで、ニュースだけでなく、ソーシャルメディアなどでもとても注目されたそうです。


(当時流行していた)プロジェクションマッピングという最新の技術をただ使うのではなく、そこに技術を使う理由がある。「感情」「感動」という要素を入れ込んだすごくいい事例だなと思いました。技術だけでは人の心は動かせないとつくづく思います。



memo : テクノロジーを使う理由となるエモーショナルなストーリー


0コメント

  • 1000 / 1000