Worst Ice Skater Ever?

NYを拠点に活動するパフォーマンス集団、Improv Everywhereの最新パフォーマンス。


定期メンテナスのアナウンスが流れ、スケートを楽しんでいた人たちがリンクから離れる中、一人取り残される中年男性。まだ初心者のようで、なかなか思うようにいかず、転んだり滑ってしまいます。それでも、リンクの外で出ようと氷と格闘します。その様子が滑稽で、周囲の人たちはそのスケートリンクに一人とり残された中年男性をピエロを見るかのように笑います。


ところが音楽が流れ始めると、その男性のスケーティングが変わります。華麗に滑りはじめ、見事なターンも決める。ここで、これがパフォーマンスと気づいた周囲の人たちから拍手喝采-。


とても温かい気持ちになれるパフォーマンスだと思いました。スケーター1人とスケートリンクと音楽。メインンキャストはこれだけ。大がかりな舞台装置も有名人も使っていません(=莫大なコストを要していません)。アイディアひとつで、これだけ面白いことが出来るんだ、とImprov Everywhereのパフォーマンスを見て、いつも教えられます。広告コミュニケーションにおけるアイディアも同じだと思います。人々をいかに惹きつけることができるか、それにはコストをかけなくてもできる方法がいくらでもあるということ(コストをかけないことが全てじゃないけど)だと思います。



memo : あたたかい気持ち

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