エルメスの2010年秋/冬コレクションのプロモーション映像。
フィンガーボード(20年位前に流行ったね)という、一見エルメスのブランドカラーからは非常に遠いアイテムを見事にハイブランドの空気感に仕上げています。
ブランドからは「カッコいいですよ!」とか「ほーらクールでしょ!」なんて一言も発信していない。それが、このブランドポジションを崩すことを分かっているんでしょうね。これは何もハイブランドに限った事では無くて、どんな業種・ブランドでも通じること。
何も発しないのがいい、という訳ではなくて、自分のイイところを相手に感じてもらえるようなメッセージ発信をすべきであるということ。この映像は、自分から自分の長所を大声で言う奴なんてどこんにいるねん!ということを教えてくれるものです。
memo : pushではなくpullされるメッセージ
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