via : Save as WWF , Save a Tree
世界自然保護基金(略称:WWF)が作ったファイルフォーマット「.WWF」。
手がけたのはJung von Mattというドイツのagency。このWWFフォーマットは、PDFフォーマットとほぼ同じですが、唯一違う点がある。それは「印刷ができない」こと。
書類をプリントアウトすることで、どれだけの紙が使われているか、ひいてはどれだけの森林伐採につながっているか、を訴えるもので、このWWFフォーマットを使うことで、森林伐採の抑制につながるというメッセージです。“架空”のフォーマットで構成された広告ではなく、実際に実用性のあるフォーマットを作ってしまったところがミソ。“Save”という単語をファイルを“保存”するという意味と、森林を“保護”するという意味で使っているのもしゃれています。これも立派な広告。
広告の根本の目的は伝えたいメッセージを伝え、ユーザーとコミュニケーションをとること。そのメッセージを伝える方法はいくらでもあることをあらためて教えてくれる事例です。
memo : ツール開発からのコミュニケーション
0コメント